花の賞味期限〜番外編 其の9〜

その頃、真上川は野田と朝を共にしていた。

「はい、コーヒー☕️。」

未だベッドから離れようとしない野田に真上川はコーヒーを差し出して、自身はソファに座った。

「マサちゃんは今頃、北海道で何をしているんだろう?蟹🦀食べているのかなぁ?お土産として、蟹を送ってきてくれたりして。」

野田はその様に言った。

「マサのことだから、夏に届く様にとうもろこし🌽を頼んでおきました、なんて言うかもしれない。噂をするとくしゃみをするなんて言うから今頃くしゃみしているかも。」

その頃、北海道ではマサはくしゃみをしていた。

「誰か噂をしているのではないの?」

里中はその様に言った。

お寿司を食べて、新しくオープンする予定の店舗に行った。
そこには不動産屋の浅尾がいた。

「僕も東京本社から出張で来まして、北海道は不慣れではありますけど、物件については粗方勉強してきたつもりです。
イギリス🇬🇧のロックバンド、ビートルズが好きです。宜しくお願いします。
お昼は何を食べましたか?
僕は一人でして、ラーメン🍜を食べました。」
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少し照れた様に話す浅尾に、マサは好感を持った。

「私はお寿司を食べました。魚も好きだけど、卵焼き🍳のお寿司も好きでして。」

何気ない会話が出来るのも得点が高いとマサは浅尾を採点していた。
ビートルズを聴くことも、年齢の割には渋くて、これも得点になった。

「物件とて、相性もあると僕は思います。大通りでなくても、店が好きだと来てくれるお客様もいますし。
そりゃ大通りの方が一見さんも来てくれますけど。」

仕事熱心なのも高得点だ。マサは人柄にも好感を持ち、恋の予感を感じていた。

仕事を終えると、夕方だった。

「ビール🍻片手にジンギスカンだ。」

浅尾も含めて、ジンギスカンを食べることにした。

-終わり-

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by rinstudio_i98 | 2018-01-18 05:50 | 短編小説 | Comments(0)