恋の賞味期限〜番外編 其の8〜

「広菜に壇上さんの後輩の村河君は持ってかれてしまいました。まあ、年下には興味はないのですけど。」

彩未はその様に言った。

「今頃、水族館デートをしているんだろうなぁ。御丁寧なことに私にも報告があった。」

マサは返した。

「壇上さん、再び株の話をしてくれたんです。毎月配当があるのが楽しい株生活かもしれないけど、月並みかもしれないけど、自分の好みの商品を取り扱っている様な会社の株を買わないと愛着持てないだろう、ですって。」

「それで、壇上さんと付き合うことにしたの?」

「結論を急かさないで下さい。未だデートしてみたいなぁとは思っていますけど、付き合うかは未だきめてません。壇上さんとてその様に思っているかもしれないですから。」

北海道の空港に到着するまでおしゃべりは続いた。

「寿司🍣でも食べるか?」

部長の早瀬の一言にて寿司を食べることになった。

「今頃、水族館デートして、魚🐟が食べたくなってお寿司を食べていたりして。
むごい発想だろうか?
水族館が楽しいなんて、今の私にも思えるだろうか?」
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彩未がお手洗いに言っている間にマサが独り言かの様にボヤくと里中が言った。

「恋の先輩でも、未だその様な年齢ではないだろう。僕と行く?楽しいだろうぜ。」

「からかわないで下さい。彩未狙いなのに。」

「僕にも僕に興味を示してくれない恋には考える物はあるんだなぁ。」

その頃、広菜は村河と水族館デートを楽しんでいた。

「マグロは泳ぎ続けている魚なんだって。」

「疲れないのかなぁ、なんて心配したりして。」

広菜は返答した。

村河は楽しくて、恋の始まりを予感していた。
広菜も楽しくて、この恋の成就を願っていた。

-終わり-


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by rinstudio_i98 | 2018-01-17 17:09 | 短編小説 | Comments(0)