2018年 01月 16日
花の賞味期限〜番外編 其の7〜
村河はアパレル企業にプレスとして勤めているらしい。
村河は言った。
「僕は直感にて仕事をしています。考え始めると、あれも良い様なこれも良い様な、駄目な様な気がしてきて。」
「私もファッションについては考え込んでしまって、何だかんだいって何が良いのか分からなくなるんです。」
広菜はその様に答えた。
お酒も進んだらしくて、食事は2時間半位にて終わった。
壇上が選んでくれたレストランに彩未も広菜も満足していた。
その頃、マサは真上川の彼氏に会っていた。
「初めまして。野田と申します。いつも真上川がお世話になっています。」
マサは初対面の人にも丁寧に挨拶をしてくれた野田に好感を持った。
今日という日は宝箱に閉まっておきたいと思えたほど、マサにとって真上川の彼氏の野田は温和な風を感じられる男性だった。
マサは少し話をして、明日の出張があるからと途中にて帰ったのだが、野田に惚れた訳ではないが、帰り道はルンルン💗とした気分だった。
翌日、飛行機に乗りながら彩未はマサに昨日のことを報告した。
里中は部長の早瀬と少し離れた席に座っていて、彩未の話が聞こえたようではなかった。
-終わり-
by rinstudio_i98
| 2018-01-16 10:21
| 短編小説